音速ラインのメジャーデビューアルバム。
とはいっても全て新曲な訳ではなく、インディーズ時代の名曲も含まれています。
まあ、インディーズの頃からクォリティの高い曲を書いていたらしく、最近の曲と遜色ないです。
3Pのシンプルなギターポップで、切ない系のグッドメロディメロディにそこそこな演奏。
パッと聴いただけではそこら辺にいるバンドと大差ないかもしれないのですが、
街中でふと流れてくると「はて、コレは誰の歌だ?」と足を止めてしまう何かがあるんですよね。
その何かは、Voの声。
ちょっと高めの声なんですけど、やたらと味わい深いんですよね。
切ない系メロディとVoが混ざり合って、もう何かやたらと切ない感じを醸しています。
特にアコースティックバラードの"リンカラン"が切なくて堪らないデス。
是非ともアコースティックアルバムでも出して欲しいな〜とか思ってしまいます。
約35分という短さで流れていくアルバムですが、この短さがまた無性に味わい深いんですよね。
何となくもう一回プレイボタンを押したくなるような。
一番好きなバンドにはならないかもしれないけど、常に脇に置いておきたい。
日常の一部分にいつの間にか入り込んでいる。
そんな庶民派バンドなのかな。
哀愁メロディが好きな人には是非ともお勧めしたい一枚です。