Fatレコーズ の社長、Fat MikeがB & Voを務めているNofxの5thアルバム。
このアルバムをNofxの最高傑作に挙げる人もそう少なくはないでしょう。

しょっぱなから名曲"Linolem"から始まり、"Leave It Alone"、"Don't Call Me White"、"A Perfect Government"、"The Brews"等々、カラフルなメロコアの名曲がズラーリと並ぶ。

ただ単につっぱしるだけでなく曲の中で上手く緩急が使い分けられているので、「単調になり易い」というこのジャンル最大の弱点をしっかりと克服しており、 飽きることなく何回も聴き通すことができる。
また、このスピードに沿うように流れるメロディセンスがまた最高なんですよ！

ただの楽しいメロコアではなく「HOW DID THE CAT GET SO FAT?」という歌詞からも分かるとおり、シリアスなメッセージはこの頃から健在であり、世の中への反骨精神などもふんだんに垣間見 せています。
もちろん単にドライブしながら爆音で流すもよし、落ち込んだ時のアップソングとして流すもよしです。

Nofx のFat Mike率いるFatレコーズ所属のバンド、No Use For A Nameのアルバム。

前作と比べ、破壊力は落ちたものの、更にエモくメロディアスに進化しています。
飾り気がなくなった代わりに、曲自体の本当の良さが一層引き立っている感じ。

流石Fatレコーズのエースだけあって、貫禄十分な作品を作ってきましたねぇ。
メロコアを超越し、既にロックの名盤の称号を手に入れてしまうのではないでしょうか！？

The Atarisの「So Long Astoria」が好きな人は是非！！