The
Pillowsのアルバム。
まず最初に言っときますが、このアルバムは捨て曲なしの名盤です。
このアルバムは、セールス的には大成功とまではいかなかったようですが、
このアルバムが売れなかったのは日本のミュージックシーンの七不思議に入れてもいいくらいでしょうね。
まだ聴いてない人は、是非とも聴きましょう!
1曲目から何処の国のバンドかと思わせる位カッコイイ英詩ソングで幕を開ける。
グランジ風な曲で、Pillowsらしいポップなメロディと2分半で終わる潔さが素直にカッコイイです。
M2、3、7”アナザーモーニング”、”One Life”、”ハイブリットレインボウ”はミドルテンポの王道ポップス。
王道と言っても売れ線狙いではない、Pillows流のグッドメロディとノリの良い軽やかさがGOOD!
M5、M9、M11みたいなアップテンポな曲も、分かりやすいメロディと分かりやすい歌詞の言い回しにより、一度聴けば誰でも口ずさめるようになるでしょ
う。
そして、一番好きな曲はM9”パトリシア”かな。
「誰よりも間抜けで最高」な2人を歌った、ラブソングです。
「物まねみたいな 真剣な顔で 年を取るのはもう やめると言った」
という歌詞には、ラブソングを越えたモノを感じます。
いい歌詞、いい声、良いメロディ。
どれを取っても全く不満なんかありません。
悩みもがきながらも前へ進もうとする人みんなに捧げる一枚です。
音楽って本当に偉大だと感じさせられました。